「体にいい」も逆効果…「頭痛によくない」食品と食べ合わせ

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 仕事帰りにバーに立ち寄り、チーズやサラミ、オリーブオイルをたっぷり使ったアヒージョをつまみながら、赤ワインをグビグビ……。ありがちな光景だが、「頭痛」にとっては最悪のパターンだ。東京女子医大脳神経外科客員教授の清水俊彦氏が言う。

「片頭痛に代表されるような一次性頭痛は、脳の血管が広がって血管の周囲にある三叉神経が刺激されることで起こります。三叉神経からは炎症を起こす物質が放出されるため、さらに血管が広がって三叉神経を刺激する悪循環となり、激しい痛みを発症するのです。血管を広げて血流をよくする作用がある食品は、健康にいいと言われていますが、頭痛にとっては好ましくありません。痛みを起こす引き金になったり、症状を悪化させてしまうのです」

 頭痛持ちはもちろん、普段はなんでもない人でも、“頭痛によくない食品”を摂取しすぎると痛みを引き起こす要因になりうる。頭痛を誘発しやすい食品を清水氏に挙げてもらった。

■赤ワイン

 赤ワインやロゼワインには、血管拡張作用がある「ポリフェノール」が豊富に含まれていて、頭痛を誘発しやすい食品の代表といわれる。また、オリーブオイルにもポリフェノールが多く含まれている。

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