何を食べてもまずい…こってり好きは用心「味覚障害」の恐怖

公開日: 更新日:

 亜鉛不足の原因には、(1)亜鉛の尿中への排泄(はいせつ)を促進させ、血中の亜鉛欠乏を起こす薬(降圧薬、抗菌薬、消炎鎮痛薬、抗不安薬、抗うつ薬など)を服用している(2)偏食で亜鉛を十分に取れていない(3)血中の亜鉛欠乏を引き起こす添加物が入った加工食品をよく食べる――といった理由が挙げられる。

「治療は、亜鉛不足を招く原因を取り除き、亜鉛内服療法で不足分の亜鉛を補ってもらいます。食事面でも、亜鉛の多い食品を意識して取ってもらうようにします。(1)の場合は、担当医に相談し、亜鉛欠乏を招かない薬に替えてもらいます」

 個人差があるが、早い人は治療を始めて数カ月ほどで徐々に味を感じるようになるという。

■持病の薬も原因に

 亜鉛不足以外では、口腔カンジダ症による味覚障害もある。カンジダは、どんな人の口の中にも存在する常在菌だ。通常は味覚に影響を与えるほどの量は発生しないが、唾液の分泌が低下したり、口腔衛生状態が悪化すると、繁殖する。
「それらが舌にびっしり付き、味蕾がふさがれて、嫌な味がするようになるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束