何を食べてもまずい…こってり好きは用心「味覚障害」の恐怖

公開日: 更新日:

 亜鉛不足の場合と同様に、原因を取り除くことが第一。口腔内をきれいにし、抗真菌薬を使う治療が有効だ。

 唾液の分泌量が低下すると、味覚物質を味蕾にスムーズに運べないので、より味が分かりにくい。唾液の分泌量低下は、薬の副作用、シェーグレン症候群などの病気、現代病ともいえるストレスなどで起こる。それぞれに応じた治療とともに唾液の分泌を促すために、よく噛んだり、マッサージを行ったりする。

 さらには、末梢神経や脳のトラブルが原因で味覚障害が起こっている場合もある。
「へんとうの手術後や脳梗塞の後遺症で、味覚を伝える神経や味覚を認識する中枢に異常がある場合は、味が分かりにくくなることが珍しくありません」

 味覚障害は、塩分・糖分の取り過ぎや食欲低下などの二次的なトラブルを引き起こす。早めの対策が肝心だ。もしかして…と思ったら、味覚をチェックしてくれる診療の受診を。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  3. 3

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  4. 4

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    高橋真麻がフジ港浩一前社長、大多亮元専務を擁護の赤っ恥…容姿端麗な女性集めた“港会”の実態知らず?

  2. 7

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  3. 8

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 9

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  5. 10

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?