腎臓病、リウマチ、潰瘍性大腸炎…鼻うがいで病気は治る

公開日: 更新日:

 鼻の穴の奥を水で洗い流す「鼻うがい」で、さまざまな病気が治りやすくなるという。腎臓内科専門の「堀田修クリニック」堀田修院長に聞いた。

 人間の喉は「上咽頭」「中咽頭」「下咽頭」の3つに分けられる。一般的に行われている「うがい」は口の奥の中咽頭を洗うもので、あまり効果がないという。

「外から侵入したウイルスや細菌といった害となる異物をキャッチするのは、ツルッとした扁平上皮の中咽頭ではなく、ボコボコした繊毛上皮の上咽頭です。そこに付着した異物を洗い流すには『鼻うがい』が有効なのです」

 上咽頭の表面にはたくさんのリンパ球が待機していて、異物をキャッチするとすぐに攻撃を始める。すると炎症が起きて口の奥の喉に痛みを感じるが、実際に炎症を起こしているのは鼻の奥の上咽頭だ。上咽頭は非常に敏感で、細菌やウイルスだけでなく、花粉やほこり、喫煙の刺激などでも炎症を引き起こす。

 この炎症は、風邪の他にもさまざまな病気の原因になるから注意が必要。炎症が長引き、慢性上咽頭炎になると、最悪の場合、腎症、リウマチ、潰瘍性大腸炎といった病気を誘発する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性