腎臓病、リウマチ、潰瘍性大腸炎…鼻うがいで病気は治る

公開日: 更新日:

 塩化亜鉛の塗布治療に効果があったということは、上咽頭もIgA腎症の病巣となっていることを証明している。

「他にも、リウマチ、潰瘍性大腸炎、アトピー性皮膚炎、花粉症など、一部の自己免疫疾患も上咽頭が病巣になっているケースが多くあります」

 さまざまな病気の原因となる上咽頭の炎症を防ぐために効果的なのが「鼻うがい」だ。病状が進行している場合は塩化亜鉛処置が必要だが、初期段階なら鼻うがいが寛解の大きな手助けになるという。

 堀田院長が推奨する鼻うがいの方法は、水に食塩を少量混ぜて鼻から吸い込み、そのまま飲み込むだけ。食塩水なら吸い込んだ時の痛みがなく、誰にでも実践できる。ただし、鼻うがいの直後に鼻をかむと中耳炎になる可能性があるので注意が必要だ。

 鼻うがいだけでなく、外気の刺激が上咽頭を直撃する口呼吸や、喫煙などの悪習を改善することも心がけたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性