「1本で1日分」もマヤカシ 市販野菜ジュースに潜むリスク

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 スーパーやコンビニに行くと、何十種類もの野菜ジュースが売られている。手軽に野菜を補給できると人気で「毎日飲んでいるから野菜を食べなくても大丈夫」なんていう人もいる。これで安心だと思ったら大間違いだ。

「1本で1日分の野菜を摂取できる」という宣伝文句の野菜ジュースがいくつもある。厚労省が推奨している1日の野菜摂取量は350グラム。スーパーやコンビニなどで売っているパック入りサラダは、大きい容器でも10グラム程度だから、クリアするにはかなりの量になる。それをたった100~200ミリリットル程度の野菜ジュースで本当に摂取できるのか。

「食品の裏側」(東洋経済)シリーズの著者で、食品添加物の専門商社に勤務していた安部司氏は言う。
「『1日分の野菜』とうたわれていますが、あくまでもジュース1本をつくるのに350グラムの野菜を原料として使ったというだけで、350グラム分の野菜に含まれている栄養素をすべて摂取できるわけではありません。しかも、市販の野菜ジュースは製造の段階で栄養素がほとんどなくなってしまうのです」

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