デング熱だけじゃない…「虫で死なない」ための対策と対処

公開日: 更新日:

 昨年夏、70年ぶりに都内の公園で感染が確認されたデング熱。媒介となる蚊(ヒトスジシマカ)が増える季節を前に、国を挙げて対策が検討されている。しかし、気をつけるべきはヒトスジシマカだけではない。

■虫の種類によっては、重篤な病気に発展するケースも

「これからの季節、病気の原因となる虫の活動が活発になります。私たちも屋外での活動が増え、しかも半袖半ズボンと薄着になり露出する部分が増える。虫によっては、重篤な病気に発展するケースもあるので、対策を正しく知っておくことが重要です」

 こう話す「丸の内トラストタワークリニック」の濱本恒男院長のもとには、東京駅すぐ近くのクリニックという立地上、虫が原因と考えられる症状で駆け込んでくる現役サラリーマンが非常に多い。目立つのは、マダニ、ハチ、ブヨ、やけど虫(アオバアリガタハネカクシ)、毛虫だという。

「たいていの場合、症状はすぐに出るのではなく、1~2日、虫によっては数日間たってから出ることがある。月曜日や火曜日に急激な症状で来院した患者に事情を聴くと、土日に屋外で活動した話が出てくることが珍しくありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ