デング熱だけじゃない…「虫で死なない」ための対策と対処

公開日: 更新日:

 対策の大前提は、「刺されない」「触れない」ことだ。屋外で長時間過ごす時、特に自然が多い環境の中では、長袖・長ズボンを着用し、皮膚が露出している部分には虫よけスプレーを振りかける。ハチは、黄色と黒の縞模様を的だと思って攻撃性を増すので、ハチがいそうな場所では、そうした色の服は着ない。

「“触れない”は結構見落としがちです。蚊やマダニ、ブヨは刺されて症状が出ますが、やけど虫や毛虫は触れただけでも、皮膚がひどく腫れ上がります」

 刺されたり、触れたりしたら、急いで流水で患部を洗い流す。刺し口があったら、そこを指でつまんで、虫の「毒」が体内に回らないようにする。毛虫は「毛」が皮膚に付着していることがあるので、粘着テープを使って取り除く。

■酒飲みは要注意

 むやみに虫を叩き潰さないことも大切。蚊なら問題はないが、やけど虫は、叩き潰して体液が皮膚に付着すると、やけどのような症状が広がる。

 いずれの場合も症状は、腫れや高熱、発疹などが一般的。しかし、たとえばマダニは発熱や下痢、嘔吐を起こし、致死率3割の重症熱性血小板減少症候群を発症するリスクがある。ツツガムシ病はマダニが媒介する病気で40度近い高熱、発疹が出て、脳炎のような症状で死に至る場合もある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋