レーシックは手術後が大事 「注意すべきこと」を医師に聞いた

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 眼内レンズの度数には計算式があるが、これはレーシック手術をしていない目を前提に作られたもの。レーシック手術で角膜の形を変えていると、計算式の結果にズレが生じることがある。

「レーシック手術後にも対応した新たな計算式も開発されていますが、やはり自分でレーシック手術“前”のデータを持っておくべき。カルテの保管義務期間は5年なので、必要時には破棄されていることもありますから」

■レーシック手術そのものが向いていないこ人も

 次に、「緑内障では眼圧の測定値が問題になる」点に注意する。

 眼圧の測定値は角膜の厚さに依存する。レーシック手術後は角膜が薄くなっているので、眼圧が低く出やすい。つまり、“見た目の眼圧”と“実際の眼圧”に差が出る。

「眼科医はこれを念頭に置いておかないと、緑内障で眼圧が高くなっているのに、気づかないことがあります」

 緑内障の治療をレーシック手術の直後に始めるのはそもそも勧められないが、眼圧が安定した緑内障、あるいは軽度の緑内障ならレーシックが適応になることもある。

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