3週間実践で8割に効果 “低FODMAP食”で胃の調子を取り戻す

公開日: 更新日:

 下痢、便秘、お腹のゴロゴロ、張り、痛み……。日頃から胃腸の調子がすぐれないという人は多い。そんな弱った胃腸を助けてくれるのが「低FODMAP食」だ。

 FODMAPとは、「発酵性」の「オリゴ糖類」「二糖類」「単糖類」「ポリオール類」のアルファベット表記の頭文字に「AND」を加えて並べたもの。これらの糖質を避けた食事を3週間続けると、8割の人で胃腸の調子が回復するという。「一流の男だけが持っている『強い胃腸』の作り方」の著者で、日本消化器病学会専門医の江田証氏(江田クリニック院長)は言う。

「これらの糖質は小腸で吸収されにくいため、小腸の中の浸透圧が高まって水分が過剰にたまってしまいます。すると、小腸が刺激されて運動が異常に高まり、お腹がゴロゴロしたり、痛みが出たりするのです。また、小腸で吸収されにくいこれらの糖質は大腸まで到達し、大腸内の腸内細菌と反応して異常発酵を起こします。これにより、水素ガスがたくさん生産されるため、お腹の張りや便秘の原因になる。水素ガスが胃や食道まで上がってくると、過剰なげっぷに悩まされます。さらに、異常発酵は有機酸などの代謝産物を大量に作り出し、下痢や腹痛を招きます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも