飲み会増える春は要注意 「急性アル中」の予防策と対処法

公開日: 更新日:

 もし、吐瀉物が喉に詰まってしまったら、喉に手を入れて異物をかき出すこと。呼吸が停止した場合は、救急車が来るまで一次救命処置を行う必要がある。いざというときのために、人工呼吸と胸骨圧迫による心臓マッサージはできるようにしておくといい。意識がないのに無理に立たせようとしたり、強引に水を飲ませたりするのはNGだ。

 もちろん、自分が急性アルコール中毒にならないように予防策も講じておきたい。

「基本的な対策は、短時間に多量のアルコールを摂取しないことです。ただ、肝臓のアルコール分解能力は個人差が大きい。その日の体調によっても差が生じるので、“多量”といっても人それぞれです。まずは、自分の閾値を知り、体調と合わせて自己管理することが大切です」

 ついつい飲み過ぎてしまう“チャンポン”を避けたり、アルコールの吸収が早くなる空腹時の飲酒は控えたり、時間をかけてゆっくり飲むのも効果的だ。

 気持ち悪くなって頭がボーッとしてきたら、とにかく水を飲み、アルコールを尿と一緒に排出する。アルコールの分解を早めるチョコレートやゼリーなどの甘い物を食べるのもいい。

 楽しいはずの飲み会を台無しにしないためにも、急性アルコール中毒の予防と対策は万全にしておきたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動