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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米調査で脳の働きに差が 「手書き」で記憶力はアップする

公開日: 更新日:

 パソコンで文字を打つ人よりも、手書きする人の方が頭がいい――。こんな調査結果が話題になっています。

 アメリカでは、大学の授業でもパソコンでノートを取る学生が増える一方です。ところが、プリンストン大学とカリフォルニア大学が行った実験で、パソコンで打つより手書きする学生の方が理解が良く、長く記憶でき、さらには新しいアイデアも浮かびやすいということが分かったそうです。

 古代人がペンでパピルスに文字を記していた時代から、見たことや聞いたことをしっかりと記録して、後で思い起こすために「ノートに取る」という行為がありました。これが、学ぶための「触媒」になっていたといわれています。「書く」という行為が脳を刺激するためで、その時の脳の動きは非常にダイナミックなものだそうです。

 ところが、鉛筆であれペンであれ、どんなもので書いても脳の働きは変わらないのに比べ、パソコンで「打つ」のはかなり違うそうです。

 まず、パソコンでノートを取ると、手書きより速いスピードで、より多くを記録することができます。手書きでは1分間に22文字なのに、タイプだと33文字まで可能といわれています。

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