【変形性膝関節症】女子高時代のバスケットボールが遠因

公開日: 更新日:

 60歳にして杖なしで外出できなくなった専業主婦の高橋咲子さん(仮名、65歳)に、さらにショッキングなことが起こる。

 今年の「母の日」に、大型梱包の宅配便がいきなり届いた。送り主は娘で、品名は「車いす」と書いてある。娘の携帯を鳴らしたところ、「母の日のプレゼントよ。ドイツ製で18万円もしたの」と告げられた。

 高橋さんはショックを受けた。20年前、「変形性膝関節症」と診断した担当医から、「このままでは歩けなくなりますよ」と、警告を受けていた記憶が蘇った。それでも、車いすを目の当たりにすると、悲しくて涙があふれ出した。高橋さんは梱包を解くこともなく、車いすを販売元に送り返した。

 そもそも高橋さんの「変形性膝関節症」は、なぜ生じたのか。

「おそらく、女子高時代から始まったかと思っています」

 東京生まれの高橋さんは、都内の女子高で「バスケットボール部」に所属していた。1年365日、休みなく激しい部活動を続け、3年生のときに軸足の右膝周辺がパンパンに膨らんでしまった。痛みもひどい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動