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神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

節約しながら健康を守る

公開日: 更新日:

 健康に長生きするには、「病気の予防」と「早期発見・早期治療」が重要です。そのためには、定期的な健診や初期症状(体調の変化)を見逃さない自己管理が必要です。ただ、これらをしっかり心がけていても、病院に行こうかどうしようか迷うケースもあると思います。そういった時には、病院に行く前に薬局で相談できることがあります。

 最近では、薬局で処方箋なしに購入できる一般医薬品の中で、「スイッチOTC」と呼ばれる「処方箋医薬品とまったく同じ成分の薬」も増えてきています。同じ成分の薬を病院で処方してもらった場合と薬局で購入した場合、どちらが安いか。痛み(頭痛歯痛など)や発熱に用いられる「ロキソニン」(一般名‥ロキソプロフェン)を例にして考えてみましょう。

 ロキソニンは、通常は頓服や1週間以内の内服、長くても2週間程度飲むのが一般的な薬です。ロキソニン12錠の薬代は一般薬として薬局で買った場合は約700円、病院で処方してもらった場合は約240円、ジェネリックを選択した場合は約95円です。薬代だけを見ると、病院で処方してもらう方が460~605円安い計算です。

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