著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

歯を残すほどアルツハイマー病のリスクは軽減される?

公開日: 更新日:

 歯磨きなどの口腔内ケアがおろそかになると、加齢とともに歯が抜けたり、虫歯になったりと、歯を喪失してしまう可能性が高まると考えられます。米国老年医学会誌の電子版に、歯の残存本数と認知症発症リスクを検討した研究論文が3月8日付で掲載されました。

 この研究は、福岡県糟屋郡久山町に居住する人を対象とした疫学調査(久山町研究と呼ばれる世界的にも有名な研究です)で、研究開始時に認知症を発症していない60歳以上の高齢者1566人を、5年間追跡したものです。

 参加者は、歯の残存本数が「20本以上」「10~19本」「1~9本」「0本」の4つのグループに分類され、各グループ間で認知症の発症リスクが比較されました。なお、結果に影響を与えうるような「年齢」「性別」「教育水準」「歯磨き頻度」や「生活習慣病の有無」などで統計的に補正して解析を行っています。

 その結果、認知症の発症リスクは、歯の残存本数が20本以上に比べて、10~19本で1.62倍、1~9本で1.81倍、0本で1.63倍、統計学的にも有意に増加しました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    Snow Man佐久間大介が城西国際大学メディア学部映像芸術コースで培った“強力な武器”

  2. 2

    八村塁の「レイカーズ電撃復帰」に現実味 2兆円新オーナー誕生でドンチッチとのコンビ復活へ

  3. 3

    榊英雄が2審も懲役8年…昔と違って、一度の過ちも許されない時代に

  4. 4

    東京・日本橋、首都高のフタ取れ 川沿いを楽しく歩ける街に

  5. 5

    高市首相がキーパーソン片山財務相“切り捨て”画策…内閣改造・党役員人事「もう1つの焦点」に

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    福岡県議会の「政治とカネ」疑惑が拡大 永田町に“飛び火”で自民党議員が戦々恐々

  3. 8

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  4. 9

    霞ケ浦“春高バレー指揮官”高橋監督「今から他競技でも県ベスト8は狙えます。部活動の指導は組織づくり」

  5. 10

    松本若菜“シャイニング顔”で奮闘も…「君の好きは無敵」視聴率4.3%からの反撃を阻む“アラ還コンビ”