【心臓病のリハビリ】昭和大学藤が丘リハビリテーション病院/循環器内科(神奈川県)

公開日: 更新日:

「たとえば心筋梗塞では、急性期病院で治療後早ければ2日後くらいからベッドサイドでの心リハが始まり、徐々にレベルを上げていきます。そして発症から2週間くらいで当院に移り、入院もしくは外来での心リハを開始します」

■1回のリハビリは1時間

 運動療法は、エアロバイクやトレッドミルなどを使った有酸素運動が主体。ただし、個々の患者の状態に合わせた運動処方(負荷の設定)が重要になる。設定が悪ければ、逆に不整脈を起こしたり、心不全を悪化させたりしてしまうからだ。

「運動処方は、まず運動中の心肺機能を測定する心肺運動負荷試験(CPX)を行い、その患者さんに合わせた運動強度を処方します。CPXデータから有酸素運動と無酸素運動の境とされる『嫌気性代謝閾値』を決定し、通常はその値より少し弱い運動強度でリハビリを行います」

 このような有酸素運動だけでなく、患者の状態により段階を踏んだ心リハも用意されている。

 低体力者であれば、低負荷レジスタンストレーニングを中心に行い、ADLが著しく低下している場合には、機能訓練室やベッドサイドでリハビリを実施する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃