【心臓病のリハビリ】昭和大学藤が丘リハビリテーション病院/循環器内科(神奈川県)

公開日: 更新日:

実施後3年間で驚くべき成果

 病気治療後の「リハビリテーション」(以下、リハビリ)が必要になる代表疾患といえば、整形外科疾患や脳卒中のイメージが強い。しかし、心疾患の治療後に行う「心臓リハビリ」(以下、心リハ)という分野もある。

 同院は、直線距離にして200メートルほど離れた昭和大藤が丘病院(3次救急)の患者を中心に回復期のリハビリを行う専門病院。そのため、一般のリハビリ病院よりも充実した「心リハ」を実施しているところが特徴のひとつだ。

 同大スポーツ運動科学研究所と兼務し、心リハ認定医でもある循環器内科の礒良崇准教授(顔写真)が言う。

「心リハは、患者さんのADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)の回復だけでなく、“2次予防”を目的とするのが他の疾患のリハビリと比べて特徴的な点です。主に運動療法を中心とし、疾病管理や心のケアなども含めた、包括的なプログラムで行います」

 心リハの対象となる適応病名は、「急性心筋梗塞」「狭心症」「慢性心不全」「開心術後(バイパス術後など)」「大血管疾患(大動脈瘤など)」「末梢動脈疾患」だ。治療後、いつ頃から心リハが開始されるのか。リハビリ病院で行う心リハは、保険で5カ月間と決められているという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁