エアコンはダニの巣窟 梅雨時の治らないクシャミの原因に

公開日: 更新日:

 梅雨の季節なのに、花粉症のような症状が出るのはなぜ? JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科の石井正則先生に聞きました。

「それはハウスダストアレルギーかもしれません。花粉症と違って通年性のアレルギーですが、6月は重症化しやすい時季のひとつです」

「ハウスダスト」といっても、その実態はダニの死骸やフンなのだとか。そのダニに反応して、くしゃみや鼻水が止まらなくなるのがハウスダストアレルギー。通年性の中では最も多くの人を悩ませるアレルギーです。

「6月は気温も湿度も高く、ダニが繁殖しやすいシーズンです。また、衣替えの時季でもあり、衣類や布団を交換するときに、大量のハウスダストが空気中に放散されてしまうのが問題です」

 さらに、蒸し暑くなってエアコンを使い始めることも要因だといいます。しばらく使っていなかったエアコンの内部は、ダニの巣窟。そこで空調を使うと、部屋中にダニが放出されてしまうというわけ。「ハウスダスト」というと部屋を掃除すればいいように思われがちですが、それだけではダメなようです。

「残念ながら、どれほど部屋を清潔にしたところでダニはいなくなりません。それよりも、空気清浄機を使ったり、エアコンの内部を掃除したり、防ダニ加工の布団カバーを使ったりするほうが効果的です」

 エアコンは、使い始める前にしっかり掃除しましょう!

【連載】?に答えます

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった