近視が世界中で猛烈増加中 進行を防ぐ唯一の生活法とは

公開日: 更新日:

 近視のメカニズムのひとつは、「眼軸長」が伸びることで起こる。

 眼軸長とは目の長さ(奥行き)で、生まれたときは17ミリ程度だが、大人になると平均24ミリまで伸びる。伸びること自体は正常なプロセスだが、眼軸長が成長し過ぎてしまうと矯正が必要なレベルの近視になってしまう。つまり、子供の頃にバイオレットライトを浴びないと、眼軸長が伸び過ぎてしまう環境因子になるわけだ。

 ところが、現代社会では子供の外遊びが減少。加えて、紫外線の悪影響が強調されてバイオレットライトまで遮断してしまうUVカット仕様のメガネやコンタクトレンズ、窓ガラスが多い。しかも屋内の蛍光灯やLEDライトにはバイオレットライトは含まれていない。

 では、子供の近視予防として、どのような生活を心がけるべきなのか。

「いまのところ唯一、確かとされている予防法は『外遊び』です。私たちは1日2時間程度を勧めています。バイオレットライトの多い時間帯は、午前10時から午後4時くらい。外遊びといっても直射日光に当たる必要はありません。むしろ、日差しの強いいまの時季は、過ごしやすい日陰で帽子をかぶって遊ぶ方がいいでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  1. 6

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  2. 7

    投手大谷の「オープナー起用」は逆効果…ド軍ブルペンの負担は軽減どころか増す一方

  3. 8

    "花田家と再婚"は幸せになれる? 元テレ東・福田典子アナに花田優一との熱愛報道も…恋多き一族の因縁

  4. 9

    ソシエダ久保建英にポルトガル名門への移籍報道…“あり得ない振る舞い”に欧州ザワつく

  5. 10

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”