【声帯ポリープ】教師、歌手、アナウンサーが全国から殺到

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 声がかれて困るのは、声を職業とする人――教師や保育士、歌手、スポーツインストラクター、アナウンサー、声優など。こうした患者が全国から集まるのは、音声障害の治療の豊富な実績があるからだ。治療の主体は病変を切除する「喉頭顕微鏡下手術」。田村教授がこれまで手掛けてきた手術数は2000例以上に上る。

「声帯ポリープや声帯結節は発声習慣に起因することが多い。元の声を取り戻すための治療法としては手術が5割、術後の創傷治癒や発声習慣の矯正が5割と考えています。したがって、良好な術後結果には、手術と術後のリハビリテーション(音声治療)が重要です。この両輪をきちんとできることが、音声障害の専門施設だと思っています」

 手術は前日入院で、全身麻酔で行う。喉頭鏡という器具を口の中に入れて、顕微鏡で拡大して鉗子やメスで病変を切除する。切除にかかる正味の時間は5~10分程度。手術時間が短いため、簡単な手術に思われがちだが、長さ1・5センチ程度しかない声帯にできた1ミリにも満たない病変を過不足なく除去し、元の声を取り戻す繊細な手術になる。

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