蚊による感染症を防ぐ 狙われるのは飲酒、運動後、O型

公開日: 更新日:

 実際、アフリカの蚊の消化管の内容物を調べたところ、人口割合以上に多くO型の血液を吸われていた。

 人の腕に蚊がとまる頻度を調べる研究でも、O型は非O型に比べて2倍ほど蚊に刺された。

 一卵性双生児18組の姉妹と二卵性双生児19組の姉妹の血液を置き、蚊がどちらを好むかを調べた英国の研究も興味深い。結果は一卵性双生児の血液は姉妹とも蚊を引き寄せたか否かに差異はなかったが、二卵性双生児は姉妹間で差が出たという。

「一卵性双生児は同一の遺伝子を持ち、二卵性双生児は異なる遺伝子を持つことから、遺伝子の中に蚊を引きつける成分が存在する可能性があると結論付けたのです」

 いずれにせよ、蚊を寄せ付けないためには人の肌への接近を嫌がるにおいが必要だ。人への害が少ないといわれるイカリジン入りの虫よけ剤を使うのがおすすめだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景