著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

中年太りはヘルシーエイジングを低下させる

公開日: 更新日:

 成人してから中年期にかけて、体重増加に悩む人も多いはずです。俗にいう「中年太り」ですが、基礎代謝量や運動量の低下、ホルモンバランスなどさまざまな要因が関与していると思われます。

 最近ではアンチエイジングならぬ「ヘルシーエイジング」という言葉があるそうです。無理な若返りを目指すよりは、年相応に健康的でいられるかどうか、そういうことに関心が向けられた概念と言えそうです。

 そんな中、体重変化と健康への影響を検討した観察研究の論文が2017年7月18日付の「米国医師会誌」に掲載されました。成人初期(女性では18歳、男性では21歳)と、55歳時点での体重データを取得できた9万2837人の女性と2万5303人の男性が対象となりました。医療記録に基づき、体重が安定していた人(プラスマイナス2.5キロ)と、体重が増加(2.5~10キロ増加)した人を比較して、慢性疾患の発症率やヘルシーエイジングとの関連が検討されています。

 この研究において、ヘルシーエイジングは「11種の慢性疾患や、主要な認知機能障害、身体機能障害のない状態」と定義されています。

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