中高生の1割が自傷経験…専門医に“親のNG行為”を聞いた

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 中高生を対象にした複数の調査で、およそ1割の子供が「リストカットなど自傷の経験あり」と答えている。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の松本俊彦部長に聞いた。

 10代の10人に1人がリストカットとは、想像以上の数ではないか。そして自傷の大半に、親は気づいていない。

 だからこそ、自傷を疑う傷痕を我が子の体に見つけた途端、パニック状態に陥ってしまう親が少なくない。

「『どうして!?』『私が駄目な親だから!』『あなたが死んだら、もう生きていけない!』といった過剰な反応は、自傷する子供を追い詰めます」

「騒ぐとつけあがる」と冷淡に振る舞ったり、見て見ぬふりをする親も同様だ。繰り返す自傷に「いい加減にしろ!」「今度やったら縁を切る!」「そんなに切りたいなら、ここで切りなよ!」など攻撃的・挑発的になる親も。いずれも絶対にやってはいけない。

「自傷を頭ごなしに否定しない。『死にたい』と言われたら、『それは苦しいね。何かあった?』と、困っていることを素直に聞いてみる。傷を見せられたら『よく教えてくれたね。ありがとう』と、傷を隠さなかったことを評価するのです」

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