星野源は九死に一生…「致死率50%」の脳卒中を予防する

公開日: 更新日:

「一般に脳梗塞は、脳の血管でできた血栓が悪さをしますが、心原性脳塞栓は心臓でできた血栓が脳に流れて発症します。心原性はより太い血管を詰まらせるので、一般の脳梗塞より重症化しやすいのです」

 福岡県久山町の研究では、死亡を含む重症例は一般の脳梗塞が18~37%だったが、心原性脳塞栓は52%に上った。しかも血栓を溶かす治療の適用となったのは、わずか11%と少なかったのだ。長嶋やオシムは一命を取り留めたが、必ずしも助かるとは限らない怖さがあるだろう。

「ただし、心原性脳塞栓は、不整脈がベースにあります。不整脈を薬や手術で治療し、血栓ができにくくなる抗凝固薬を服用すれば、予防できます」

 3人のように万が一のピンチを免れるには、予防が一番。今回のチェックリストは、「はい」が多いほど危ない。リストを参考に予防した方がいいだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々