アトピー性皮膚炎が治らない 薬の塗り方に「3つの間違い」

公開日: 更新日:

 武藤院長は、自身もアトピー性皮膚炎経験者。中学の時に重症化。医大生の時にコントロールする術を身に付けた。大きかったのは、治療への主体性。知識を身に付け、最適なものを自分で選べるようになった。

「保湿の重要性を痛感しました。高校生までは処方されるがままに尿素系保湿剤を使用していましたが、尿素系保湿剤は皮膚のバリアー機能を壊すと知り、肌のバリアー機能に必須の成分、セラミド入りの医薬部外品保湿剤に替えたのもこの頃。これによって、症状が劇的に改善しました」

 残念なことに、アトピー性皮膚炎に対して尿素系保湿剤をいまだに処方している医師もいる。もし「正しい薬の塗り方」をしているのに、アトピー性皮膚炎に悩み続けているなら、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医や日本アレルギー学会認定アレルギー専門医を一度受診した方がいいかもしれない。

 デュピルマブの製造販売元「サノフィ」の調査によると、重篤な薬剤過敏症の報告は治験403例ではゼロ、市販直後1カ月間の推定約400例では1例。その1例もアドレナリンの使用なく回復している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも