感染症やがん免疫力低下も 汗の皮膚トラブル対策と対処法

公開日: 更新日:

 そろそろ梅雨入りだ。これから汗をかく機会が増え、肌トラブルを起こしやすくなる。多摩ガーデンクリニック・武藤美香院長に知っておくべきことを聞いた。

 皮膚科・アレルギー専門医の武藤院長は乳児期にアトピー性皮膚炎を発症、中学の時に重症化した。転機が訪れたのが約25年前、信州大学医学生の時だ。

「適切な保湿で症状が抑えられたのです。今でも忙しくなると症状が出ますが、それほどではない。日々充実した生活は、保湿剤のおかげです」

 汗のトラブル対策においても、保湿が非常に重要だ。

 皮膚は表面から表皮、真皮、皮下組織で構成されている。表皮最上層に角層があり、健康な皮膚では角層にしっかり守られ、外部からの刺激が侵入しにくい。ところが乾燥した皮膚では角層細胞の配列が乱れ、角層細胞間の接着が低下し、バリアー機能が障害される。

「髪の毛が触れる、衣類が擦れる、下着の締め付け、細菌・ウイルス・真菌などの病原体、アレルゲンなどの外部からの刺激が表皮に侵入しやすくなります。それに対し、真皮からかゆみの神経が表皮側に伸びてきて、かゆみに過敏になります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし