どういう患者が医者に好かれるのか?または嫌われるのか?

公開日: 更新日:

がんの位置から、乳房温存では再発のリスクがあるとします。その説明を医者から聞き、患者さんが『再発リスクが高くてもいいから乳房を残したい』と言うなら、医者は患者さんの人生観を尊重し、それに沿った治療プランを立てるでしょう。これが私が言う“同じ土俵で話せる”です」

 しかし患者の中には、乳房温存のデメリットを医者が説明してもそれを聞こうとせず、「乳房を残したい。でも、再発リスクも低い方がいい」と言う人も少なくない。すると医者は「再発リスクが低いなら乳房全摘」と返すしかならず、堂々巡りだ。

「最初から感情的過ぎる患者さんは嫌がられる傾向があります。重大病を告げられてつらい気持ちも分かりますが、最初から『つらいんです』などと感情をぶつけられると、『状況判断に不要なデータばかりを出す患者』『オーバーに表現する患者』と認識されかねない。まずは冷静にご自身の症状を伝えるようにした方がいいでしょう」

 なにより、自分のために。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々