6秒待てば穏やかに 現役医師に学ぶアンガーマネジメント術

公開日: 更新日:

 あおり運転はその典型だが、最近は怒りを抑えられずに衝動的な行動を取る人が増えているようだ。職場でも理不尽な上司、不真面目な後輩、悪質な顧客など、怒りの種には事欠かない。しかし、怒りを爆発させて我を忘れることは、社内での自分の立場を悪くするだけだ。自分の怒りをコントロールするにはどうしたらいいのか? 日本アンガーマネジメント協会・アンガーマネジメントファシリテーターで精神科医の「上島医院」(大阪府)・渥美正彦院長にその極意を聞いた。

 怒りは、自分の感情に不安や疲労、不快といった負の感情がたまっていった状態に加え、自分にとって許せない出来事が降りかかったときに爆発する。それはあたかもコップから水があふれるように、止めることができなくなったようなものだ。

「しかし、その怒りのピークは実は6秒程度しか持続しません。すぐに相手を怒鳴りつけないで、深呼吸する。いま話すと危ないな、と思ったら、『あとで話すから10分後に来てくれ』と言うなど、最悪の心理状態のときに相手と話すことをやめるのもトラブルを避ける効果的な手段です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?