「歩幅」が狭い人は広い人より認知症の発症リスクが3倍高い

公開日: 更新日:

 認知症のひとつ、アルツハイマー型認知症は、興奮や攻撃性といった周辺症状を抑制する薬はあっても、「治す」薬はない。今すぐできる予防法でお勧めなのが、「歩幅を広くする」だ。

「歩幅の狭い人は、広い人に比べて認知機能が3・39倍低下しやすいことが、2012年に私たちがまとめた研究で明らかになったのです」

 こう言うのは、「たった5センチ歩幅を広げるだけで『元気に長生き』できる!」の著者でもある国立環境研究所の谷口優研究員。東京都健康長寿医療センターの研究チームが、群馬県と新潟県在住の1000人以上の歩行を測定。歩行動作のうち、歩幅を「広い」「普通」「狭い」と3つに分け、最長4年間、認知機能の低下を調べた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 2

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  3. 3

    浜辺美波&永瀬廉“お泊まり報道”で日テレから嬉しい悲鳴…大物カップル誕生で「24時間テレビ」注目度が急上昇

  4. 4

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  5. 5

    ホリエモンに「Fラン」とコキ下ろされた東洋大学の現在の「実力」は…伊東市長の学歴詐称疑惑でトバッチリ

  1. 6

    参院選千葉で国民民主党に選挙違反疑惑! パワハラ問題で渦中の女性議員が「証拠」をXに投稿

  2. 7

    石破自民「1人区」でまさかの「3勝29敗」もあり得る最終盤情勢…参院選歴史的大敗の予兆

  3. 8

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  4. 9

    参院選「1人区」自民の牙城が崩壊危機 群馬、石川、鹿児島…歴史的敗北ラッシュも

  5. 10

    「サイゼリヤ」が中国の日式外食チェーンで一人勝ちの秘密…くら寿司、餃子の王将なぜ失敗