野村克也氏を死に追いやった冬の風呂、急な老化、妻と死別

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■打ち勝つにはどうすれば?

 野村さんも3年前に妻の沙知代さんを亡くして以降は、見るからに元気を失っていたという。1月21日には金田正一さんの「お別れの会」に出席して「オレももう長くない」と漏らしており、寂寥感があったはずだ。

 孤独は複数の身体機能に影響を与えていて、肥満よりも死亡リスクが高いといわれている。慢性的な孤独は、代表的なストレスホルモンであるコルチゾールの増加に加え、血圧の上昇と重要臓器への血流を減らす恐れがあることがわかっている。また、孤独が白血球の生成にも影響を与えることが報告されており、免疫システムが弱くなり、感染症への抵抗力が低下することもわかっている。

「冬のお風呂場」「急激な老化」「孤独感」に打ち勝つにはどうしたらいいのか。

「冬のお風呂でヒートショックを起こさないためには、居間、脱衣所、お風呂での寒暖差をなくすことが大切です。脱衣所には小型の温風式の暖房器を入れ、お風呂のお湯はシャワーでためることで、蒸気により浴室を温めましょう。沸かし湯なら、ふたを外して沸かすといいでしょう。風呂場の床にスノコやマットを敷くのも手です」

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