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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

プロテインがインスリン抵抗性と高血糖を改善 研究で証明

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスで生活様式が変わって1年以上経ちますが、コロナによる体重増加をなんとかしようと、自宅でスクワットや腕立て伏せなどのトレーニングを始める人が増えていると聞きます。

 それに伴ってか、プロテイン市場も拡大しているとか。今ではアスリートや筋肉を鍛えたい一部の人だけでなく、“自宅でのトレーニング”のような軽い運動をしている人、運動はしていないけれど健康や美容に活用したいと考えている人など、幅広い層にプロテインが受け入れられているそうです。

 確かにドラッグストアに行くとプロテイン関連商品がずらりと並んでいます。

 コンビニでもすでにドリンク状態になっているものが売っており、ビジネスマンが、まるで缶コーヒーを買うような感じで普通に購入し飲んでいるのを見かけたことがあります。

 プロテインとは、タンパク質のこと。牛乳やヨーグルトなどの乳製品に含まれる「ホエイプロテイン」、牛乳から脂質とホエイを取り除いた「カゼインプロテイン」、大豆が原料の「ソイプロテイン」など、さまざまなプロテインがあります。このうちのひとつ、ホエイプロテインに関して、「2型糖尿病の発症を抑制する」という新たな研究結果が昨年9月、「Scientific Reports」に掲載されました。「Scientific Reports」はエビデンスの正当性のみを評価することを目的とするオープンアクセスのオンライン学術誌です。

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