ワクチン接種前の「準備」や「接種後の検証・広報」は十分なのか

公開日: 更新日:

「集計のタイミングもあるでしょうが、接種後の情報は、論文を含めてもっと機敏に広報すべきだと思います。例えば接種後の感染の原因は、ワクチンで十分に抗体が作られなかったから、とされていますが、本当にそれだけなのか。日本はPCR検査数が少ないうえ、鼻の奥の検体だけではわからない、腸管などでの感染が続いていることも考えられ、感染者数は想像以上に多い可能性がある。症状が出ないのは、自身の免疫により新型コロナと共存しているからで、ワクチン接種でこのバランスが崩れることはないのか。感染していない人も接種で一時的に感染しやすい状態になる可能性はないのか。ワクチン接種を進めたいなら、一般の人が抱えるこうした疑問にも丁寧に答えるべきではないでしょうか? また、接種後の感染を考えて、1回接種後2週間は極力人に接しないよう、自宅待機を呼びかけるくらいはやってもいいのではないか、と思います」

 感染力の強い変異株にしても、ワクチンで従来株を強力に制圧した結果ではないか、との見方もある。ワクチンは打てば良し、ではないはずだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし