新型コロナワクチンを接種して血栓ができてしまうのはなぜ

公開日: 更新日:

 世界各国で新型コロナウイルスワクチン接種が進む中、副反応で起こる「血栓症」が注視されている。WHO(世界保健機関)の諮問委員会は「現時点で接種と血栓との関連を示す形跡はない」と発表しているが、心配ないのか。

 デンマークでは、アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンを接種後に血栓症と脳出血によって病院関係者が1人死亡、1人が重篤な状態だと発表された。ノルウェーでも、同ワクチンを接種した後に血栓症と脳出血などで重症となった事例が複数報告され、オーストリアでは49歳の女性が多発性血栓症で死亡。これまで160万回分のワクチン接種が行われたドイツでは、7人に脳静脈血栓症が確認されている。

 こうした報告が相次いだことで、欧州各国はアストラゼネカのワクチン接種を一時見合わせていたが、WHOの諮問委員会やEMA(ヨーロッパ医薬品庁)が先日発表した「ワクチンは安全である」との見解を受け、フランスやドイツなどで接種が再開された。

 東邦大学医学部名誉教授で循環器専門医の東丸貴信氏は言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言