ずっと震えていた…歌手の黒木じゅんさん急性膵炎を振り返る

公開日: 更新日:

黒木じゅんさん(歌手/55歳)=急性膵炎

 ある日の夜、胃から胃の裏にかけての痛みが始まり、朝にはピークに達していました。次第に手がしびれて冷たくなってきたので「これはやばい」と思って、痛み止めをもらいに病院に行こうと考えました。その日は、お世話になった方の娘さんの結婚披露宴で歌う仕事が入っていたのです。

 マンションのエレベーターで1階まで降りました。でも着いたときにはもう立てなくなっていて、うずくまりながら管理人さんに救急車を呼んでもらったのです。結論から言うと、死んでいてもおかしくないくらいの「急性膵炎」でした。

 後から聞いた話では、家族は医師から「この3日間がヤマです」と告げられていたそうです。

 当時、36歳でした。救急車で運ばれている間、ずっと寒くて震えていました。病院に着いて血液検査をすると白血球とアミラーゼの数値が異常に高いことが分かり、すぐに「膵炎」と診断されて即入院になりました。アミラーゼは膵臓に含まれる消化酵素のひとつで、膵炎はこの消化酵素の出すぎによって自分の膵臓を消化してしまうことで起こる炎症です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも