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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国でもデルタ株が大流行 感染者の4人に1人がワクチン完了者だが…

公開日: 更新日:

 デルタ株が猛威を振るうアメリカでは1日15万人以上が感染していますが、その4人に1人がワクチン完了者、つまり「ブレークスルー感染」というデータがCDC(米疾病対策センター)から発表され、驚きと同時に「やはり」という声も出ています。

 これはロサンゼルス市で今年5月から7月に採取された16歳以上の陽性者4万3000人のデータを分析したものです。ニューヨーク在住の筆者の周りにもブレークスルー感染者が出始め、どのくらいの割合で感染しているのだろうと疑問に思っていた矢先のタイムリーな発表でした。

 それによれば、ブレークスルー感染者のほとんどが症状は軽く、入院が必要になった人は3.2%。ワクチン未接種者と比較分析すると、ワクチン未接種者が入院する確率は、接種者より29倍高いという結果でした。つまり、ワクチンを打っていても感染はするが、入院や重症化の確率は非常に低い。打たないよりは打ったほうがずっといいと、数字で証明された形になります。

 デルタ株の感染はアメリカ南部の接種率が低い地域を中心に拡大していますが、こうした地域の入院患者の約9割はワクチン未接種という報告もあり、それを裏付けたことにもなります。

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