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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

米国でもデルタ株が大流行 感染者の4人に1人がワクチン完了者だが…

公開日: 更新日:

 デルタ株が猛威を振るうアメリカでは1日15万人以上が感染していますが、その4人に1人がワクチン完了者、つまり「ブレークスルー感染」というデータがCDC(米疾病対策センター)から発表され、驚きと同時に「やはり」という声も出ています。

 これはロサンゼルス市で今年5月から7月に採取された16歳以上の陽性者4万3000人のデータを分析したものです。ニューヨーク在住の筆者の周りにもブレークスルー感染者が出始め、どのくらいの割合で感染しているのだろうと疑問に思っていた矢先のタイムリーな発表でした。

 それによれば、ブレークスルー感染者のほとんどが症状は軽く、入院が必要になった人は3.2%。ワクチン未接種者と比較分析すると、ワクチン未接種者が入院する確率は、接種者より29倍高いという結果でした。つまり、ワクチンを打っていても感染はするが、入院や重症化の確率は非常に低い。打たないよりは打ったほうがずっといいと、数字で証明された形になります。

 デルタ株の感染はアメリカ南部の接種率が低い地域を中心に拡大していますが、こうした地域の入院患者の約9割はワクチン未接種という報告もあり、それを裏付けたことにもなります。

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