著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米で認可の3つのワクチンはデルタ株にも効果 ファイザー製で64%

公開日: 更新日:

 アメリカは7月1週目の時点でデルタ変異株が新規感染の5割を超え強い感染力を見せていますが、同時に3種類のワクチンがデルタ株に効果があることも分かってきています。

 アメリカの現時点でのワクチン接種率は1度でも接種した成人が67%。7月4日独立記念日までに成人の70%を目指していたバイデン大統領の目標は達成できなかっただけでなく、接種率は停滞しています。接種率の低い州では感染が増加傾向にあります。

 その結果、残念ながらアメリカ全体でも感染者が約1万2000人(1日60万人検査)で再び増加傾向にあり、その多くがデルタ株によるものとみられています。

 一方、アメリカで認可されている3つのワクチン、ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソン製がいずれもデルタ株に対して効果があることも伝えられています。

 CDC(アメリカ疾病対策センター)によれば、これまでのウイルスに対しては2回目の接種の2週間後には、症状を含む感染を防ぐ効果はファイザー製95%、モデルナ製94%、1回のみの接種のジョンソン&ジョンソン製は66%。デルタ株に対しても一定の効果があると考えられています。しかしこれまでデルタ株に特化した正式な数字はまだ発表されていません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし