著者のコラム一覧
荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

【レジオネラ肺炎】病原菌の特定には「水」に関する情報が重要

公開日: 更新日:

 レジオネラ菌は、自然界(河川、湖水、温泉、土壌など)に生息している細菌で、ヒトが生活する環境でも、大量の水をためて利用する場所で繁殖することが知られています。温泉や循環式浴槽などに使われる水の中でも繁殖し、それを吸い込むことによって感染します。温泉施設などでレジオネラ菌による集団感染が発生したニュースを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

 家庭内では、加湿器での菌の繁殖にも注意が必要です。いずれの場合も水をつぎ足して使用するのではなく、毎日、水を入れ替えて容器をしっかり洗浄・乾燥させることもレジオネラ菌の繁殖予防に有効です。こうした「水」に関するエピソードは、病原菌の特定にとって大切な情報になりますので、心当たりがある場合には担当医にも伝えましょう。

 重症化するケースも多いレジオネラ肺炎ですが、ペニシリン系やセフェム系といった抗菌薬が無効なため、治療にはニューキノロン系やマクロライド系などの抗菌薬を用います。

 次回は同じ非定型肺炎のひとつである「マイコプラズマ肺炎」についてお話しします。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ