新規感染者数が増加する「オミクロンの新系統ウイルス」とは?

公開日: 更新日:

 つまり過去の感染もワクチン接種も、この系統の感染を防ぐ効果は低くなる可能性がある。弘邦医院の林雅之院長が言う。

「とはいえ『BA.2.12.1先進国』の欧米の感染状況を見るとこの系統のウイルスは強毒化に向かっているようにも見えません。それでも患者数が増えれば入院患者や死者も増える可能性がある。いま欧米ではBA.2系統とは別のBA.4、BA.5系統の置き換わりが起きており、日本にも本格上陸するでしょう。新型コロナに対してはまだまだ気を緩めてはいけません」

 日本ではただでさえ夏場に体調を崩し秋口に亡くなる人も多い。まして今年は例年以上の猛暑が予想される。そこに新型コロナの新タイプが相次いで登場する。

 パンデミック疲れではしゃぎたい気持ちはわかるが、新型コロナ感染でつらい思いをするのは自分自身。リスクのある場所ではマスク、感染して重症化しやすい人はワクチンなど、各自が自身のリスクに応じた自衛手段をしっかり考えて実行する。後々小人の勇と言われぬようにしたいものだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?