汗が多いのが悩み…単なる汗かきか、それとも「多汗症」か?

公開日: 更新日:

 腕を上げたら、洋服のワキの部分の色が変わっていて焦った……。たくさん汗をかく季節、自分の汗に不安を感じたことがある人は多いのではないだろうか。

「多汗症」は、日常生活で困るほど汗の量が多くなる病気。手のひらやワキ、顔や頭皮、足の裏など体の一部だけに大量の汗をかく局所多汗症と、全身に汗をかく全身多汗症がある。

「多汗症と、汗かきとはまったく別のものです」と話すのは、山本英博医師。院長を務める「山本英博クリニック」(東京・渋谷)は、多汗症と汗の悩み専門のクリニックだ。

 山本医師によれば、多汗症は交感神経が何らかの原因で過剰に働くために起きる病気。夏に限らず、一年中いつでも症状がある。気持ちの持ち方や生活環境などとも関係ない。

「多汗症を診断する目安はありますが、ここからは多汗症で、ここまでは多汗症じゃないというはっきりした線引きはありません。QOL(生活の質)に影響を及ぼすと感じるなら、それは多汗症。『これぐらいの汗で病院に行くのは恥ずかしい』と思ったりせず、気になるなら病院に行っていただきたい」(山本医師=以下同)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?