新規感染者数が増加する「オミクロンの新系統ウイルス」とは?

公開日: 更新日:

 5月中旬以降、減少傾向だった新型コロナの新規感染者数が再び増加傾向を見せている。

 前の週と比べた新規感染者数は、先月30日までに東京で1.37倍、大阪1.33倍、島根にいたっては2.92倍に膨れ上がっている。

 原因は何か。専門家が「夜間の繁華街の人流増加」「感染やワクチン接種で得られた免疫の低下」「猛暑による室内活動の増加」などと並び理由に挙げるのが「BA.2.12.1」に代表されるオミクロン株の新しい系統への置き換わりだ。

 東京では5月には「BA.2.12.1」の感染が報告された。6月末には長野、愛知で海外、県外への移動のない人の感染が見つかった。既に市中感染により広範囲で置き換わりが進んでいるとみていい。

 国立感染症研究所が先月3日に発表した「感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルスの変異株について」(第17報)によると、「令和4年2月頃に全国的にデルタ株からオミクロン株のBA.1系統に置き換わり、その後、さらにオミクロン株のBA.2系統に置き換わり、現在の感染の主流系統となっている」という。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性