性感染症編(9)高齢者は性行為なしでも性器ヘルペスを発症する場合がある

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 注意したいのは体に水ぶくれをつくるヘルペスはHSVだけではないこと。水痘や帯状疱疹ウイルス(VZV)も体に水ぶくれをつくる。また、HSVとVZVは水ぶくれ症状は同じで、一度感染すると体内の神経節にすみつき、感染者は一生付き合っていかなければならないのも同じだ。

「ただし、HSV2型は先述したように性器や肛門周囲に症状が出るのに対して、VZVは胸や背中、顔面、頭部に症状が出ます」

ストレスが引き金に

 問題は、性器ヘルペスは他のヘルペス同様に再発が多いこと。薬で治ったと思っていても、疲れやストレスにより、神経節に潜んでいたウイルスが暴れだし、再発する。

「性器ヘルペスの80%は再発例であり、初めての感染事例は20%に過ぎないという話もあります。だからこそ、年々基礎代謝や免疫能力が落ちる高齢者は注意が必要です」

 なお、性器ヘルペスは感染してすぐに発症するわけではなく、無症状でウイルスを排出している不顕性感染が70%くらいいると言われ、本人が気づかないうちに他人にうつしてしまうこともある。気になる人は恥ずかしがらずに性感染症の専門医に相談することだ。

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