著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

スマホを自分の近くに置いておくだけで認知機能が低下する

公開日: 更新日:

 スマートフォン(以下、スマホ)が近くにあると、用もないのになんとなく操作してしまう──という人は多いのではないでしょうか? 誰かから連絡が来ていないか、SNSアプリに新しい情報が更新されていないか。そうした複合的な理由から、定期的にスマホを取り出しチェックする。

 実は、「スマホが手の届くところにあると、電源がオフであったとしても認知能力が低下する」というドキリとするような研究(2017年)があります。

 研究を主導した米テキサス大学オースティン校のウォードらは、被験者800人をコンピューターの前に座らせ、集中力を要するようなテストを受けてもらう実験を行いました。その上で、被験者たちにスマホを好きなように置いてもらうように指示しました。ある人は机の上に下向きに、ある人はポケットやバッグの中に。また、テストをするにあたってスマホを持ち込みたくないという人は、別の部屋に置いてもらうようにも指示したといいます。

 その結果、スマホを別の部屋に置いている被験者は、どのようなケースであれ目に見える(肌身に感じる)範囲に置いていた被験者よりも、大幅に成績が優れていたそうです。さらには、スマホを目に見える範囲に置いていた被験者と、ポケットやバッグなど目に触れない場所に置いていた被験者とでは、後者の方がわずかにテストの結果が上回りました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松村北斗&目黒蓮の"2強"を崩すSTARTO社の若手演技派は? 男性アイドル戦国時代のカオス

  2. 2

    森香澄はピアニストを夢見て練習に打ち込むも、1浪して東京女子大現代教養学部へ…高校は都立新宿

  3. 3

    森香澄には「あざとかわいい」にとどまらない「主役体質」の素質アリ

  4. 4

    キオクシア株は「高値の花」…2期連続過去最高決算で時価総額40兆円も、個人投資家比率わずか5%

  5. 5

    渋野日向子に「全米女子プロ」逆転出場の道…勝みなみと3年連続タッグでツアー唯一のダブルス戦V狙う

  1. 6

    生田斗真の活躍を見て育った弟・竜聖は川崎の公立中学から中大法→フジテレビへ

  2. 7

    佐々木朗希の選手会脱退が若手逸材に飛び火 「電通が動いているんじゃないか」と広がった疑心暗鬼

  3. 8

    ナショナルズ小笠原慎之介「巨人入り」のウラ…「メジャー昇格の芽なし」の悲しい現実

  4. 9

    「ペチュニア」と「キンギョソウ」が見頃を迎えた花と緑のテーマパーク「東京ドイツ村」入場券を5組10人にプレゼント

  5. 10

    高市事務所が選挙ネット戦略で手だれに接近のナゼ…中傷動画作成・拡散のキーマン松井健氏の“意外な実績”