ぎっくり腰を頻繁に経験…だましだましきたが力仕事が増えて悪化

公開日: 更新日:

「19歳ぐらいからぎっくり腰をたびたびやっています。そのたびにストレッチで良くなっていたんですけど、6年前から力仕事が多くなり、腰に負担がかかったからか、急に足全体が常にしびれるようになり、ぎっくり腰を起こす頻度が増え、なかなか治らなくなったんです」

 岩手から遠路はるばる来られた68歳の男性。体をちょっと動かしただけで足全体のしびれがひどくなり、また長時間座っていると腰に鈍痛が走るようになり、岩手の県立病院を受診。脊柱管変性症と診断され、整体院で「脊柱を正常の位置に戻す」という施術を受けていたそうです。

 ぎっくり腰は正式には「急性腰痛症」と呼ばれ、主に3つの要因があります。椎間板変性によるもの、椎間関節の炎症によるもの、筋肉・筋膜によるものです。

 この方の場合は椎間板変性と筋肉の硬化による要因がありそうでした。筋肉は収縮することができる「筋線維」と呼ばれる細い線維の束でできていますが、あまり動かさずにいると血行不良を起こし筋線維は硬化していきます。そんな状態の筋肉に、大きな荷物を持ったり無理な運動をしたりして急に衝撃が加わると、筋肉がショックを起こし、一時的に機能を消失。さらに周囲の筋肉も筋硬化を引き起こし、結果ぎっくり腰となるのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン