仕事柄、常に腰へ負荷が…若い頃から繰り返すぎっくり腰、なんとかならないのか?

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「11月ごろから腰の痛みがあったんです。そして翌年の5月、追突事故に遭ってしまい、歩くのに支障が出るぐらいまで悪化しました」とぎっくり腰の痛みに耐えかね、我々のクリニックを訪れたのは40代の男性患者さん。

 腰が突然痛み出すこのぎっくり腰は、医学的には「急性腰痛」といいます。

 筋肉や背骨回りの軟骨、椎間板のトラブルなどが関係していることは推測できても、レントゲンなどの画像検査では「異常なし」となることが少なくありません。

 そのため積極的な治療に至らず、一時的に痛み止めなどで痛みを緩和し様子を見るというのが一般的です。それでもだいたい1カ月以内で自然に治癒するのですが、この方の場合は少し違っていました。

 仕事は配送業。重い荷物を運搬し、日常的に腰に負荷がかかっている。さらには、関節リウマチと気管支喘息の持病があり、炎症物質を体内で多く産生することから、健常者と比べて炎症や痛みが引きにくいことも考えられます。

 話を伺うと、この男性は28歳の時に初めてぎっくり腰を起こして以来、コルセットを装着し落ち着いたら外すを繰り返し、なんとかやり過ごしてきたのですが、これまでに4~5回は非常に重いぎっくり腰を起こしていたとのこと。そして突然、冒頭にもあるように追突事故に遭い、腰痛を悪化させてしまったのです。

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