著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

「パソコン」と「スマホ」…目によりダメージを与えるのはどっち?

公開日: 更新日:

 可視光線(人が目で見ることのできる光のこと)の中で、もっとも波長が短く強いエネルギーを持つのがブルーライトです。最近は「肌や目に悪い」といわれることが多く、研究も進んでいます。肌の老化につながることから、ブルーライトをカットする効果がある化粧品なども出ているようですね。

 目においては、強いエネルギーを持つブルーライトは角膜や水晶体で吸収されることなく、網膜まで到達してしまいますから、とても目にいいとは言えません。

 とはいえ、いまの段階では具体的な影響ははっきりとは解明されていません。ただ、前回もお話ししたように夕方以降にブルーライトを浴びると「睡眠の質」に影響する。そして、ブルーライトを長時間浴びると眼精疲労を引き起こすということはわかっています。

 スマホやパソコンのディスプレーは青色LEDからできています。「仕事でパソコンやスマホは手放せない」という方も多いと思いますが、夕方からはなるべくブルーライトカットの眼鏡をかけてスマホやパソコンと向き合うようにしてください。ひと昔前と比べて、ブルーライトカット眼鏡はかなり安価になりましたので、買いやすくなったかと思います。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する