「熱あたり」を防ぐ…体を暑さに慣らすために今からやるべき2つの方法

公開日: 更新日:

 今から始めるべきなのが、体を徐々に暑さに慣れさせる暑熱順化だ。暑熱順化ができると、ちょっとした体温上昇でも皮膚の血管拡張や発汗が起こり、スムーズに熱を逃がせるようになる。

■暑熱順化ができあがるまで7~14日かかる

「暑熱順化ができあがるには、7日から14日ほどかかります。体内の水分がもともと少ない高齢者、不規則な生活習慣やストレスなどで自律神経が乱れている人、運動習慣がなく筋肉量が少ない人は、より時間がかかる。現代の日本の四季は、過ごしやすい季節は短く、一気に気温が上昇するので、そうなる前、つまり今から始める必要があるのです」

 何をすべきか? それは、軽く汗をかく運動や入浴だ。運動といえば定番はウオーキングだが、運動を全くしていない人では家の中の掃除や買い物でも適度な運動となる。買い物では、気持ち速めのスピードで移動できればなおいい。

「汗をかくには、体内に水分がたっぷりないとダメです。運動や入浴前に水分補給をしてください。暑熱順化のための水分補給は、暑くなってから熱中症対策のための水分補給の練習にもなります。というのも、水分は取り慣れていないと、そう飲めるものではないからです。水分を取るときは、多くの量を一気に取っても体内に吸収されないので、コップ1杯くらいずつ取るようにしましょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    風間俊介がジャニーズJr.のセンターの座を捨てて都立高校受験に専念した意外な理由

  3. 3

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  4. 4

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  5. 5

    侍J井端監督に大ピンチ!ヤクルト村上、阪神才木ら米挑戦組「WBC全員辞退」の可能性

  1. 6

    松重豊は福岡の人気私立「西南学院」から明大文学部に 学費の問題で日大芸術学部は断念

  2. 7

    そうだ、風邪をひけばいいんだ!減量に行き詰まった末、裸同然で極寒の庭へ飛び出した

  3. 8

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…

  4. 9

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 10

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校