(2)疲れが取れない、やる気が出ない…元気ホルモン不足かも

公開日: 更新日:

 なぜテストステロンが減ると問題なのか。わかりやすく言えば、テストステロンは体の“エンジンオイル”。骨格を太くし、筋肉を維持し、心身にやる気を与えるホルモンです。だからこそ「元気ホルモン」と呼ばれるのです。オイル切れのまま車を走らせればエンジンが壊れるように、テストステロン不足を放置すれば体も心もガタがきます。

 ただし、何事もバランスが大切。多ければ良いというものではなく、不足した人に必要な量を補う「さじ加減」が重要です。そこが医師の腕の見せどころでもあります。

 最近では「プレゼンティーズム」という言葉が注目されています。出社はしているけれど、疲労や集中力低下で力を発揮できない状態のこと。実はこれ、男性更年期障害の症状と非常によく似ています。社会全体にとっても見過ごせない損失なのです。

 治療でテストステロンを補充すると、「集中できるようになった」「疲れにくくなった」と語る患者は少なくありません。つまり、働き盛りの男性のパフォーマンスを支えているのも、元気ホルモンの力なのです。研究も進みつつあり、今後はビジネス現場での健康管理のキーワードになる可能性があります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  2. 2

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  3. 3

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?

  4. 4

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    トイレ盗撮も…谷村新司が息子を叱れない“恥ずかしい過去”

  4. 9

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 10

    西野カナ×Perfumeショットにファンびっくり…ザワつき巻き起こした「のっち不在ショット」を読み解く