著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

胸を張るとテストステロンが増え、リーダーシップを発揮できる

公開日: 更新日:

 以前、このコラムで背筋をピンとすること──いかに「姿勢」が大事かということに触れました。今回は姿勢が周りに与える影響について考えてみたいと思います。

 そのお話をする前に、姿勢を良くすることが自分自身にどのような影響をもたらすか、おさらいしておきましょう。

 社会心理学者のカディの研究チームは、被験者を2つのグループに分け、次の実験(2012年)を行いました。

 ①背筋を伸ばしたり、のけ反ったりするような力強い姿勢で2分間座った被験者②背中を丸めたり、肩をすぼめたりするような姿勢で2分間座った被験者。その後、双方にギャンブルをしてもらったところ、①の被験者の86%がリスクを伴う賭けに出たといいます。

 姿勢をたった2分間意識しただけで大胆に勇気を持って物事に臨めるようになったわけですが、この背景には決断力や積極性に関連するホルモン「テストステロン」の増加が顕著だったことが挙げられます。

 実は、背筋を伸ばし、胸を張るような姿勢をすると「テストステロン」が増加し、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」が減少することが分かっています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(44)玄関で“即挿れ”&即帰、次へハシゴ…「湧き出る欲望に正直なんだ」

  3. 3

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    広瀬アリス&赤西仁の交際報道に《裏切られた》…女性ファンが“オタクアピール”に強い拒否反応

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    黒木メイサの新恋人報道でジャニーズJr.ファン大パニック…発端は週刊文春公式Xの「大物ジュニア」だった

  4. 9

    次期巨人監督へ桑田二軍監督が腕まくり! 松井秀喜氏への“つなぎ登板”は球団の思惑とも合致

  5. 10

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕