(3)注射か?ジェルか? テストステロン補充療法の最前線

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 また、漢方薬やサプリメント、筋トレを併用することで、全体的にホルモン環境を底上げし、モチベーションを高めていく治療も行われています。単なる“ドーピング”ではなく、あくまで体調管理の一環。きちんと用法・用量を守ることが大切です。生活習慣を改善しながら補充を続けることで、より効果が安定します。

 しかしいまだに女性へのテストステロン投与は理解が乏しく、日本においてはハードルが高いのが現状です。海外ではハリウッド女優ケイト・ウィンスレットさんが「私はテストステロン補充をしています」と公表するなど、市民権を得つつあります。実際、社会的に活躍している女性ほどテストステロン値が高いという研究報告もあり、リーダーシップや集中力、挑戦心を支えるホルモンとして注目されています。キャリアを重ねる女性が「疲れやすくなった」「決断力が落ちた」と受診し、補充療法で改善するケースも少なくありません。

 こうした流れもあり、泌尿器科医だった熊本悦明(筆者の父)のメンズヘルス外来を継承した田村貴明先生の元にも女性患者が増えています。

「手応えとして、更年期以降の女性において、用法用量をきちんと守れば驚くほどお元気になられます。もちろん、婦人科の先生方や女性診療に精通した先生方のアドバイスを受けながら、きっちりとやっていく必要があると思います」と田村医師は語ります。

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