著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

ドライアイ(1)今すぐできるセルフチェック法

公開日: 更新日:

・目を見開いて、10秒間まばたきをせずに一点をじっと見つめてください。

 これだけです。10秒間、まばたきをせずに我慢できた人は、ドライアイである可能性は低いと思われます。10秒まばたきを我慢できなかった人は、ドライアイに罹患している疑いがあります。

 10秒が無理な人は案外多いものなのですよ。これはひとつの目安とはなりますが、眼科を受診するとさらに詳しい検査を行うことができます。私のクリニックでも「ドライアイテスト」は積極的に行い、涙の状態や目の表面の状態を詳しく検査しています。

 たとえば「BUT検査」。これは涙の質をチェックする検査で、10秒間まばたきをしないで、目の表面の涙の状態を観察するものです。

 人がまばたきをした直後は、涙の膜が均一に角膜表面を覆っている状態となっています。が、時間が経つとだんだんとこの涙の膜が壊れていき、角膜が露出する部分ができていきます。この現象が起きるまでの時間を、専門用語で涙液層破壊時間(Break Up Time=BUT)というんですね。ドライアイではない人の場合、BUTは10秒以上。5秒以下になるとドライアイが疑われます。ドライアイについて、次回も続けます。

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